転職の応募書類や面接で使える自己PRの書き方

はじめに

転職の応募書類や面接において避けて通れないのが「自己PR」です。
自己PRは応募先の企業に自分を売り込むための行為ですので、重要な要素となります。
「自己PRは何を書けばいい?」
と、自己PRの作成に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、自己PRの書き方のコツについて、以下の点を解説いたします。

・過去の仕事経験や実績を洗い出す
・企業の求める人物像を確認する
・「STAR」のフレームワークに落とし込む

紹介する書き方のコツを参考に、応募書類の作成や面接対策にお役立てください。


自己PRの書き方の結論

結論、「自分の過去の仕事経験や実績」と「企業の求める人物像」の重なる部分が自己PRで伝えるべき内容になります。
それぞれステップごとに解説いたします。

過去の仕事経験や実績を洗い出す
まずは、自分がこれまでしてきた仕事内容を洗い出します。
担当業務を時系列で書き出し、業務内容や実績、具体的行動などを書き出しましょう。
ポイントは、数値などの客観的に見える実績を書くことです。
・営業で1か月の新規顧客獲得10件達成
・販売で半年の売上目標120%達成
・製造で1年の作業効率150%向上
など、企業側にとって活躍がイメージできそうな情報を絞り出してください。
もし、数値で表現できる実績が見つからない場合は、仕事に対する課題、課題に対し自分で起こしたアクション、結果どのような効果をもたらしたか、を具体的に書きましょう。

企業の求める人物像を確認する
次に、企業の「求める人物像」を確認します。
企業が求める人物像は、企業の採用ホームページや転職サイトの求人情報などに載っています。
・募集職種の基本的な仕事内容
・求めるスキルや専門知識
・求める人物
・企業が抱えるミッション
など、求人情報をしっかりと読み込み、企業がどのような人材を採用したいと思っているのか理解しましょう。
この時点で、洗い出した仕事内容と企業の求める人物像と重なる部分を探します。
大切なのは、仕事のすごさアピールよりも、企業が求める人物像とのマッチングをアピールすることです。
実績の大きさではなく、その企業で活躍できるという視点でアピールできそうな部分を絞り込みましょう。

「STAR」のフレームワークに落とし込む
自己PRにする内容が決まったら、最後に「STAR」のフレームワークに落とし込みます。
「STAR」とは、以下の頭文字を取ったものです。
S:Situation(状況)…どのような状況で
T:Task(課題)…どのような課題を設定し
A:Action(行動)…どのような行動をし
R:Result(結果)…結果どうなったか
このフレームワークを使うことで、書類や面接において自己PRをわかりやすく伝えることができます。

(例)企業が売上150%アップをビジョンとして掲げ、売上UPに貢献できる営業職を求めている
S:新規開拓を試みるも、成果につながらず売上苦戦していた
T:顧客ターゲットの絞り込みが必要と考えた
A:ターゲット分析し、開拓するエリア、世帯、時間帯を絞り込み営業をかけた
R:毎月新規顧客を10件獲得でき、年間の売上150%増に貢献した
自分のスキルや経験を具体的なエピソードにのせ、入社後の活躍をイメージさせることで、企業に大きなアピールを残すことが可能です。


まとめ

本記事では、自己PRの書き方のコツについて、以下の点を解説いたしました。
・過去の仕事経験や実績を洗い出す
・企業の求める人物像を確認する
・「STAR」のフレームワークに落とし込む
求める人物像は企業によって異なります。洗い出した仕事内容をもとに、効果的なエピソードを企業ごとに使い分けながら自己PRを作成していきましょう。

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